PBA JAPANリージョナルツアー2017

アイキョーホームカップ PBAウイメンズウルフオープン・PBAウルフオープン大会結果
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2018.03.10
PBAリージョナルツアーインジャパン2017/2018

2018年3月10日11日、千葉県にあるアイキョーボウルにて、
アイキョーホームカップ PBAジャパンリージョナル
ウィメンズウルフとウルフオープンが開催された。

今大会は、株式会社アイキョーホームに特別協賛、株式会社千葉東建設、株式会社クリアライフ、株式会社 アイキョーハウスにご協賛頂いた。

ウィメンズウルフは、予選に53名が参加。
今大会はJPBAからも、多くのボウラーが集まった。
今年のウルフパターンは、昨年よりも難易度がアップ。

予選は5人打ちで6G 投球し、上位30名が準決勝ラウンドへ進出。
1G目が終わって、プラスは、たったの5名、並みいる強豪たちも大苦戦。
内に入れば刺さり、外に出ればノーヘッド、ガター。
そんな中トップに立ったのが、田中美佳(PBA)231。2位に鈴木順子(JBC)3位に大竹遥奈(JPBA)。2ゲーム目に箕輪加奈(JBC)が231を打ち2位へ浮上。プラスはたったの4名のみ。
前半3Gをトップで折り返したのは、横内帆波(JPBA)1位から4位までたった6ピン差に収まる大混戦。さらに、トップからカットラインの30位までもたったの100ピン。
しかも、3Gの後半からは、レーンが安定してきたのか、全体的にストライクの数が増加。
スコアが上がればそれだけ逆転のチャンスが増えるが、逆に1つのミスが命取りになってしまう。
その予想が当たり、中嶋由美が257を打ち、17位から一気に3位まで浮上。そして、浅田梨奈も246を打ち単独トップへ。松岡美穂子(JPBA)も247で、23位から5位へ浮上。
5G目に会場を沸かせたのは、浅田梨奈、連続で246を打ち2位と95ピンの差に広げる。
準決勝にスコア持ち越しで、決勝がステップラダーなことを考えると、TOP通過を確実なものにしたいところ。浅田にとって大きなアドバンテージとなった。中島美穂も223-235とビッグゲームを続け4位へ浮上。
前半3Gが4の字だった坂本かや(JPBA)も227-224と調子を上げて、41位から13位に上がりカットラインを超えてきた。
予選も残すところ1G、カットラインから30ピンの間に9名が入る状況。
終始安定した投球を見せた浅田梨奈がトップ通過。そして最終ゲームで、242を打ち、700シリーズ達成した中島美穂が65ピン差の2位。3位に松岡美穂子。
秋吉夕紀(PBA)が2ゲーム連続の130台で、6ピン足りずまさかの予選落ち。
清水弘子(PBA)もボールが全く合わず予選で姿を消した。
アベレージが200を超えたのが、たった3名ということからも、ウルフパターンの難しさが伺える。

【準決勝】 2ゲームを投球し、予選6Gのスコアを合算しトータル8ゲームの上位16名がポジションマッチへ進出。
準決勝に入っても浅田梨奈が好調をキープ。235で2位との差をさらに広げる。
大きく崩す選手もいないが、打ち切れず我慢のボウリングを強いられる。カットラインの16位までの30ピン差に6名が入る膠着状態。
2G目にプラスした土屋佑佳(PBA)と高坂麻衣(PBA)がステップラダー進出圏内まで浮上。
カットラインでは、時本美津子(JPBA)が196で、何とか16位へ滑りこんだ。
浅田梨奈は、2位と127ピン差がある為トップ通過は、ほぼ間違いない状況。

ポジションマッチ カットラインから、16位までわずか61ピン。まだまだチャンスあり。
しかし、上位選手は手堅くまとめ、8名の進出者の顔ぶれが変わらず。
予選からトップをひた走る浅田梨奈が、212.9アベと圧倒的な強さを見せつけた。
2位に昨年グリコセブンティーンアイスを制した松岡美穂子、3位にリージョナル4勝の土屋佑佳、以下中島美穂、中嶋由美、霜出佳奈(JPBA)、高坂麻衣、箕輪加奈が入った。
浅田・松岡を除く6名は、リージョナルが始まってから参戦しているボウラー。
アニマルパターンの経験、適応力が発揮された。

決勝ステップラダー 1回戦は、中嶋由美、霜出佳奈、高坂麻衣、箕輪加奈の4名の戦い。
9ゲーム投げてアベレージもほぼ同じ上、1ゲームマッチ。
誰が勝ち進んでもおかしくない。
中嶋由美が、ターキースタートで、まず主導権を握る。霜出は2フレで痛いオープン。高坂、箕輪は、ストライクが来ず、我慢のボウリング。
高坂は、5フレでやっとストライク。逆に中嶋と箕輪が5、6フレとオープン。箕輪は絶対絶命、中嶋は、リードが無くなる。霜出は我慢のボウリング。
このまま、混戦模様かと思われたが、高坂が5フレから4th、10フレもパンチアウトとし235までスコアを伸ばし一気に勝負を決めた。中島が203、霜出が190、箕輪が176で対戦を終えた。

2回戦 3位の土屋、4位の中島美穂、勝ち進んだ高坂の戦い。全員がPBA所属で黎明期からリージョナルを支えて来たメンバー。
実績から言うと、高坂、土屋が頭1つ抜け、中島が追いかける状況。
しかし、蓋を開けると、スターとから5thで、中島美穂が圧勝。
高坂、土屋を全く寄せ付けず239までスコアを伸ばした。
土屋は165、高坂は181で、対戦を終えた。

3回戦 2位通過の松岡美穂子と勝ち進んだ中島の戦い。
2回戦を圧勝した中島がどこまで好調を維持できるかが焦点となる。
が・・・いきなり1フレで3番ピンのカバーをミスし、オープン。対する松岡も3-5-8の8番ピンをカバーできずオープン。2フレ、中島が2-10スプリットでオープン、松岡もオープン。両者ともにレーンにまったくアジャスト出来ていない様子。内に外に苦戦している。
中島は3フレでやっとスペア、松岡はワッシャーから、4番ピンが残り3連続オープン。
7、8フレで松岡がやっとダブルを出し、そのまま逃げ切った。
二人で、オープンが12個、116対145という稀にみぬロースコアの戦いを松岡が制した。

優勝決定戦 ここまで、圧倒的な強さを見せつけて来た浅田梨奈と3回戦でアジャストに苦戦した松岡の対決。
順当に行けば浅田の勝利だが、今年のウルフの凶暴さは何が起こるかわからない。
フレッシュなウルフパターンに、3分の練習で挑む。
浅田が右のレーンを選択。
松岡は、スペアで無難なスタート。しかし、浅田がいきなりオープン。
逆に松岡は、3回戦の苦戦が嘘のように、2フレからターキー。
浅田はアジャストしきれず、スペアを拾う展開。しかし、浅田も5フレからターキーで、追いかける。松岡も7フレでストライク。
浅田は、パンチアウトし、松岡のミスを待ちたいところ。
今日の浅田には十二分にその可能性を持っている。両者8フレもストライクを出し、松岡が一歩リードのまま。そして、松岡は9フレもストライク。
浅田の9フレ。
奥での動きが出ずに、ポケットに入るも2-4-5が残り7本カウント。スペアをとり希望をつなぎたいところだが、2番ピンが3番ピンを避けるようなピンアクション!オープンし万事休す。10フレも同じ3本が残りまたもやオープン、189で終わった。
松岡の10フレは、2-4-10スプリット。10フレをオープンとするも、210で勝利!
アイキョーホームカップ ウィメンズウルフの栄冠を手に入れた。

2018.03.11
PBAリージョナルツアーインジャパン2017/2018

A/B シフトに分かれ133名が参加。
さらに、ウィメンズからのシード権を得て予選を投げない5名を加え
138名でウルフオープンの栄冠に挑む。

Aシフト 前日の女子の状況を見る限り、苦戦は必至。
だが、日本人として初めてPBAテレビ決勝に残った川添奨太(JPBA)や、藤井信人(JPBA)、工藤貴志(JPBA)宮澤拓哉(JCB)、シャークを制した森岩雄(JBC)、そしてJPBA所属で戻ってきた戸部誠。JPBAの選手も多く参戦。

1Gで、トップで立ったのはサウスポーの黒木和哉。他のサウスポーが苦戦する中234を叩き出す。2位にナショナルの宮澤拓哉(JBC)、3位は、キャンセル待ちから滑り込んで出場権を得た安藤瞳(JPBA)。
昨シーズンのフェニックスレイズウルフオープンを制した、吉田大祐(JBC)は大苦戦。
2G目に223を打ったアイキョ―ボウル所属プロの工藤博充(JPBA)が2位にアップ。
トップは、変わらず黒木和哉。今年のインビテーショナルで東京地区予選を勝ち抜いて本選出場を果たした小森清人(JPBA)も2Gともプラスでまとめ、3位に浮上。川添も4位に浮上。
ウィメンズ同様3G目に入りレーンが落ち着きを見せて来た。
ここで大きく打ち上げたのが川添奨太(235)と宮澤拓哉(240)。それぞれ1位、2位に浮上。4G目に福田尊仁が、12位から5位に浮上、藤井信人も9位から4位に浮上。逆に宮澤拓哉が162で順位を落とす。
5G目で、大きく打ち上げたのが田中隆昭(JBC)、270を打ち24位から17位へ。川添が237を打ち、トップ通過に向けて盤石の態勢を築く。シャーク王者の森岩雄も227と打ち上げ5位まで浮上。安藤瞳は、152で痛いブレーキ。
カットライン前後の戦いは30ピン差に6名。ビッグゲームでワンチャンスがあるが、ブレーキすれば、そこで終了。
運命の6G目。パット・ノーランが236を打ち20位から13位に滑り込み。そして、早坂友伸(JBC)245を打ち、28位から16位にジャンプアップ! トップは川添奨太、2位に藤井信人、3位に工藤博充、この3名のみがプラス。ウルフパターンの難しさが浮き彫りとなった。

レーンメンテナンスを挟みBシフト 難攻不落のウルフパターンに66名が挑む。
Bシフトは、1G目から会場が湧き上がる。今大会のメインスポンサーであるアイキョーホームの重見康浩社長が、ストライクを重ねトップ!2位には昨シーズンのスコーピオンチャンピオンの佐藤貴啓。2015年のスコーピオンチャンピオンでナショナルチームの新畑雄飛(JBC)が157大苦戦。
2G目に、アクシデントが発生。
新畑のメインボールが、マシーンに挟まり削られてしまい使えなくなってしまう。
そんな中220を打ちトップに躍り出たのが2016年全日本の覇者遠藤誠(JPBA)。2位には、プロボウラー一家の斎藤征哉(JPBA)。渡辺和明(JPBA)も222で6位へ。
3G目に爆発したのが工藤貴志、244を打ち2位まで浮上。JPBA所属でリージョナルに帰ってきた吉野浩章も240で38位から7位にジャンプアップ。
前半終わって、カットラインが団子状態。わずか30ピンの間に17名の選手がひしめく。
4G目に、谷合貴志(JPBA)と市原龍太(JPBA)が220UPで、順位を上げる。遠藤、工藤はマイナスするも、1位2位をキープ 5G目に工藤がまたもやフィーバー!267を打ちトップへ。遠藤も236を打つも2位へ後退。カットライン付近は、相変わらず30ピンの間に17名がいる混戦模様。
トップ2名は、最終ゲームも手堅くまとめた。1位は工藤貴志、2位に遠藤誠。昨日ボールが合わず、急きょボールを調達して挑んだ清水弘子(PBA)が234を打ち3位に。滑り込んだのがカメレオンチャンピオンの野田正樹(JBC)232を打ち23位から12位へ。カットラインの争いは、連保友輔(JPBA)が126を打つも何とか準決勝進出を死守。時点は1G目にトップだった重見康浩だった。

準決勝 予選スコアを持ち越さず、2ゲームマッチ。
予選を勝ち抜いた各シフト上位18名とウィメンズのシード選手8名を加えた44名の戦い。
2G投球し上位16名がポジションマッチへ駒を進める。
何が起こるかわからない。
1G目で輝いたのが川上誠(JBC)237でトップ、2位に望月大志(JPBA)16位までたったの26ピン差。次のゲームを落とせばカットライン以下に逆噴射。
2G目はパット・ノーランが232で7位に浮上。
そして、カットラインは、まさかの4選手が同ピン、上から渡辺航明、森岩雄(JBC)、小森清人(JBC)、そしてローハイの差で涙を飲んだのがブライアン・グリーンウッド。

ポジションマッチ 3Gトータルでの争い。
カットラインの8位から16位の差が、わずか15ピン。
雄叫びが上がったのが清水弘子。254を打ちトップ通過。2位は望月大志、3位に宮澤拓哉。川添奨太、土屋佑佳が170台と低迷し、姿を消した。

決勝ステップラダー1回戦 工藤貴志、藤井信人、福田尊仁(JBC)、パット・ノーランの戦い。
福田がターキーで最高のスタートを切る。
パットは荒れて1,2フレオープン、藤井は2フレをオープン、工藤はスペアで何とかつなぐ展開。右利きの左右のレーンの感じ方が違うようだ。結局アジャストしきれず。
福田はターキーの後、スペアを挟み再度ターキー9フレをオープンとするも222までスコアを伸ばし快勝。
工藤が190、藤井が169、パットが160で対戦を終えた。

2回戦 3位の宮澤拓哉、4位の斉藤琢哉、勝ちぬいた福田尊仁の戦い。
斉藤がスプリットスタートも、そこから5th。福田はスペアでつなぎながら、ダブルとターキー。宮澤は2つのオープンを出し遅れるも7~9でターキーを出し意地を見せる。
9フレで斉藤と福田が1ピン差、10フレ勝負となった。ここで斉藤がまさかのミス!214で終わる。福田はしっかりカバーし、222までスコアを伸ばした。宮澤は171で対戦を終えた。

3回戦 2位通過の望月大志と勝ち抜いた福田尊仁の戦い。
望月はスペア、ストライク、スペアと上々の滑り出し。福田は2フレで割れてオープンするが3フレでストライク、4フレで5番ピンをカバーできずまさかの2つ目のオープン。
しかし、歯車が狂ったのは望月も同じ。4フレからまさかの5連続オープン。
福田も8フレで再度オープンするも10フレをパンチアウトし167、望月は139で対戦を終えた。

優勝決定戦 1位通過の清水弘子と1回戦から勝ち続けている福田尊仁の戦い。
フレッシュなレーンでの対戦。昨シーズンのウルフ同様サウスポー同士の対決となった。
3フレまでは両者スペアでつなぐ我慢のボウリング。清水が4フレでやっとストライク。
しかし、5フレで6-7-10スプリット!取りに行くが6番ピンが飛ばずオープン。
我慢のボウリングが続く福田も5フレで2-8が残り、8番ピンをカバーできず。ストライクが出ず、耐えるしかない。
切り替えたい清水だが、厚く入り今度は、ビッグフォー。
そして、7フレまたもや、奥での動きが出ず、6-7-10スプリット。
まさかの3連続スプリット。
逆に、福田は8フレでストライクを出し勝負あり。
福田尊仁が146対180で、清水弘子を破り、2016年準優勝のリベンジを果たした!

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