PBAリージョナルツアーinジャパン2016/2017

PBAジャパンリージョナル2016
※各大会要項について、タイムスケジュールなど一部変更になる場合がありますのでご了承ください。

8月13日(土)

DHCカップPBAウィメンズカメレオンオープン
会場:新狭山グランドボウル(埼玉)

8月14日(日)

DHCカップPBAカメレオンオープン
会場:新狭山グランドボウル(埼玉)
ウィメンズカメレオンオープン

9月3日(土)~9月4日(日)

※開催日が変更となりました。予めご了承ください。

PBAヴァイパーオープン by Ebonite International
会場:PBAフジボウル(埼玉)

※ヴァイパーオープンは2日間の大会です。

ヴァイパーオープン

10月29日(土)~10月30日(日)

DHCカップPBAダブルスチーターオープン
PBAチーターオープン クィーンズ
PBAチーターオープン マスターズ
会場:名古屋グランドボウル(愛知)

※チーターオープンは2日間の大会です。

チーターオープン

2016年11月22日(火)~23日(水・祝)

PHOENIX RAYS PBAウルフオープン
会場:PBAフジボウル(埼玉)

※ウルフオープンは2日間の大会です。

ウルフオープン

12月10日(土)

DHCカップPBAウィメンズスコーピオンオープン
会場:VEGAアサヒボウリングセンター(千葉)
ウィメンズスコーピオンオープン

12月11日(日)

DHCカップPBAスコーピオンオープン
会場:VEGAアサヒボウリングセンター(千葉)
スコーピオンオープン

2016.09.04 PBAリージョナルツアーインジャパン2016/2017
PBAヴァイパーオープン by Ebonite International

PBAヴァイパーオープン by Ebonite International

敗者復活戦から勝ち上がった増地健太郎選手(NBF)
現役ナショナルチームを破り、見事初優勝!

2016年9月3日~4日には、今年2戦目となるPBAヴァイパー・オープンが行われた。昨年に引き続き、ツアースポンサーでも協賛している、EBONITEINTERNATIONAL社の冠大会。二日間の日程で行われた。 ちなみに2015年には、シャーク・オープンが行われ、Pat Nolan(PBA)がPBAジャパンリージョナルツアー初の外国人優勝だった。2014年のヴァイパーオープンでは鶴見亮剛(JBC)が優勝を飾っている。

今大会は総勢93名にて行われ、本大会前日の9月3日(土)に合計4シフトが行われた。複数シフトもエントリー可能だった本大会の合計エントリー数は、138名となった。2014年ヴァイパーオープンのチャンピオン鶴見をはじめ、2014年スコーピオンチャンピオンの新畑雄飛(JBC)、2014年開幕4連勝の土屋佑佳(PBA)、2015年ウィメンズカメレオン優勝の清水弘子(PBA)、2015年カメレオンオープン優勝の高坂麻衣(PBA)、2015年ウィメンズチーター優勝の秋吉夕紀(PBA)と歴代優勝者が参加。シフトが選べる今大会では申し込みから戦略が問われていた。4つのシフトからの勝ち上がり数は同じだが、参加者が少なければそれだけチャンスが広がる事にもつながる大会。さらにはメンテを2回しか行わなかったためB、Dシフトは遅くなったレーンでの予選となった。一番人気は以外にも朝一のAシフト、不人気はDシフトだった。

大会名に冠されている「ヴァイパー」は、PBA公認オイルパターン「アニマルパターン」の一つで、39Fのパターン。ボールの曲がりは大きいものの、外ミスは命取り、内ミスは曲がりすぎと、挑戦者を苦しめる長さのパターン。ヴァイパー(毒蛇)の名のとおり刻々と変化していくオイルにスプリットやミスを誘われ、まさに毒に侵されていくような展開が続いた。

予選はA/B/C/Dの4つのシフトに分かれて対戦。6Gを投球し各シフトから上位7名の選手が準決勝へ進出した。各シフトトップの選手は準決勝1回戦をシードとした。さらに8位~17位の選手は敗者復活戦への権利を獲得できる、リージョナルツアー初のフォーマット大会を行った。

Aシフトでは白井康介(JBC)が好発進!3Gで744と2位に100ピン以上も離した。後半は苦しみを見せたがそのままリードを許さなかった白井はAシフトをトップで通過、見事シード権を獲得した。しかし準決勝通過のスコアは182AVEと伸び悩んだ。

続くBシフトは、ナショナルチームの伊吹太陽(JBC)とディフェンディングチャンピオンの鶴見が激突。軍配は伊吹に上がりシード権を獲得。準決勝通過スコアはAシフトより100ピンも高い199.2AVEとなった。

Cシフトではレーンメンテナンスが行われ、朝と同じフレッシュなコンディションになった。200AVEを達成したのはトップ通過の清水、ナショナルの新畑のみだったが、準決勝通過のスコアは192.5AVEと高い水準を見せた。

最後のDシフトはBシフト同様、高い水準が期待されたが、逆にレーンがうまく出来上がらず、苦しい展開となった。トップ通過は中嶋由美(PBA)の191.5AVE、準決勝通過のスコアは182.2AVEと言う結果になった。

敗者復活戦は、各シフトから最大10名の選手に権利が発生したが、重複のスコアや辞退者が発生したため、23名の参加になった。又、準決勝通過の水準も重複した選手が3名いたため、通過人数も6名から9名に拡大。大きなチャンスへとつながった。

9月4日(日)は敗者復活戦から幕を開けた。各自が2Gを投球し、23名中9名が準決勝へ進めるという大きなチャンスがつかめるかもしれない2G勝負だ。1位は445の小倉康輔(JBC)、そして9位のスコアは360と180AVEだった。

準決勝1回戦は、予選通過選手21名と敗者復活戦を勝ち抜いた9名の選手で行われた。BOX3名の対戦で2Gを行い、10名の勝者と、敗者で最も点数の高い選手4名が2回戦へ選出。高坂は373と小倉に3ピン差で勝利、千葉英知(一般)は1ピン差で森岩雄(JBC)に勝利した。敗者復活の4位スコアは373となり、増地、森、田中直樹(一般)、鶴見が残った。

準決勝2回戦ではシード選手4名も加わり、2GのBOX対戦を行った。第1ブロックでは波乱の展開。白井が森、鎌田に敗退し、BEST18にとどまった、他にもシードの中嶋と清水も敗れ去った。伊吹がシード選手の中で唯一、勝ち残る。

決勝トーナメントからは、1Gマッチで勝者を決める厳しい対戦。8名の選手による激闘が幕を開けた。森は鎌田武男(NBF)と対戦182-175で辛勝。新畑と増地では、新畑が10フレームでオープン、170-166で増地が勝利。伊吹と斎藤祐太(JBC)は10フレームで伊吹がストライクを出せればと言う展開だったが、出ず198-191で斎藤が勝利。土方捷(JBC)と鶴見は、粘り切った土方が185-168で勝利、準決勝へ進んだ。

準決勝は、まず森と増地の対戦。序盤から苦しんだ両選手だったが、増地が後半にチャンスをつかみ174-150で初の優勝決定戦にコマを進めた。一方の斎藤と土方は新・旧ナショナル対決、斉藤の意地を見せた粘りで191-171の勝利。

優勝決定戦は、今年1月のインビテーショナルへも進出、ナショナルチームでリージョナルカメレオン準優勝の斎藤祐太。、一方は、リージョナルの常連ながら今大会で初めて決勝へ進んだ増地健太郎。サムレスから繰り出される大きな曲がりで挑んだ。予選を通過した斎藤に権利があり、後攻を選択。両選手ともに3フレーム目はオープンだったが、ダブルを2回出した増地がリード。斎藤はダブルが出ない展開で8フレームまで進んだ。9フレームでストライクを出した増地は20ピンのリード。絶対絶命、後がない斎藤は、9、10フレームでストライクが必要な場面で2番ピンが残る。スペアは取ったものの173ピンで終了。8フレームで153ピンだった増地は4ピン以上倒せば優勝が決定。危なげなく初勝利を手にした。 一方斎藤祐太は、またも準優勝で涙をのんだ。捲土重来を待つ!

増地選手のプレー姿勢は、常に頭低く物静かで序盤は目立たない存在。敗者復活から勝ち上がったとうのも特筆ものだ。しかし、独特のサムレス投法は、昨年と比べ精度を増し、見事このヴァイーパーで開花した。NBF所属ながら、並みいる強豪のJBCナショナルチームを下したのだから価値ある優勝だ。最近子供が生まれたという増地にとって忘れられない勝利となった。家族と素晴らしい優勝を分かち合ってほしい。

初決勝トーナメント出場で見事優勝を飾った増地健太郎(NBF)

「初めての経験で緊張しました。賞金は生まれてきた子供のミルク代に使います(笑)」

2016.10.29、10.30 PBA JAPANリージョナルツアー
チーターダブルスオープン、マスターズ、クイーンズ

PBAチーターダブルスオープン、マスターズ、クイーンズ

PBA JAPAN DHCカップ チーターオープン、リージョナル初のチーム戦は地元愛知の越後拓真選手(JBC)、嘉指康之選手(JBC)チームがリージョナルタイトルホルダー清水弘子選手(PBA)、鶴見亮剛選手(JBC)チームを破り初優勝!!

PBAチーターダブルスオープン、マスターズ、クイーンズ

クイーンズはスコーピオンオープンに続き向谷美咲選手(JBC)がリージョナル2勝目を獲得。
マスターズでは宮澤拓哉選手(JBC)が悲願のリージョナル初優勝を飾った。

2016年10月29日から10月30日の2日間にわたりチーターオープンが開催された。今大会はメインのダブルス部門の他にも全選手該当のマスターズ部門、そして女子選手のみ該当するクイーンズ部門の3部門で行われ、PBAジャパンリージョナルツアーでの初のチーム戦開催となった。

会場は昨年のチーターオープンと同じ名古屋グランドボウル(愛知)にて開催された。本大会へは、オープン戦ディフェンディングチャンピオンの吉田大祐(JBC)をはじめ、ウィメンズ戦ディフェンディングチャンピオン秋吉夕紀(PBA)、数々のJBCナショナルチームメンバー、リージョナルタイトルホルダーが参戦し、189チーム、178名が参加した。

チームとして注目が集まったのはナショナルチームで、実力者と言われた佐々木智之(JBC)・吉田チーム、リージョナルタイトル数チームで5勝の土屋佑佳(PBA)・高坂麻衣(PBA)チーム、ダブルサウスポーの清水・鶴見チーム、男女で優勝を狙う秋吉・山下知且(JBC)など全国から優勝候補が勢揃いした。

大会名に冠されている「チーター」は、PBA公認オイルパターン「アニマルパターン」の一つで、35Fのパターン。2番目に短いパターンでPBAアニマルパターンでは一番ハイスコアと称されるパターンだ。しかしアニマルパターンは一癖も二癖もあるので油断はできない。板目6枚から中はフラットになっている。5枚の外をどのように攻めていくかがキーになるコンディション。2016年のコンディションは前年度に比べ外側のオイルの壁がはっきりしたことから、しっかりと外から戻すボウリングが必要となる。今大会は、新たなチーターパターンが立ちはだかった。

予選は2階・3階の2フロアに分かれて行われ、各自が8Gを投球し、チームとして16Gがダブルス部門の得点となった。この他にも各自の8Gトータルピンは個人順位として発表され、全員の中から上位16名と女子選手の中から上位16名が選出されるフォーマットで開催された。

予選でまず注目が集まったのは伊吹太陽(JBC)・宮澤チーム、予選の3G目で宮澤にパーフェクトチャンスが!ここを見事に決め大会1号の300ゲームが会場を沸かせた。パーフェクトゲームには¥200,000が与えられるが、大会のすべてのパーフェクト達成者で均等割りされるシステムだ。前半4Gが終了した時点では青森から出場の、石川新(JBC)・佐々木謙介(JBC)チームが1832と、2位に100ピン以上も離しトップを独走した。後半ではフロアチェンジが行われ残りのゲームが再開した。トップの石川・佐々木は後半に苦しみ6位(3362)まで転落した。清水・鶴見は後半に1868をマークし、3567で予選1位通過を果たす。予選8Gの上位36名が準決勝へ選出され、カットラインは3063と200AVEを下回った。マスターズ1位は鶴見の1912、クイーンズは向谷の1756となった。チャンスは計8回あったもののパーフェクト達成は宮澤1人で予選が終了した。

予選を通過した36チームは、翌日の準決勝へと進んだが、この日はクイーンズの準決勝とマスターズの準決勝各4Gが行われた。12Gトータルピンで上位3名がステップラダーへ進出となるフォーマット。

クイーンズのトップで進んだ向谷は、そのまま順調に進み2631(219.25)でトップシードを獲得。2位、3位争いは白熱した。ラストゲームで235を叩いた清水は2500(208.3)で2位通過、4G驚異の944(ラストゲーム269)で2499(3位)に滑り込んだのは石本美来(JBC)。最終ゲームに211で終わった予選2位の向谷優那(JBC)は、2497とわずか2ピン差で4位となり、姉妹決戦は実現しなかった。

マスターズ戦は、予選9位の宮澤が準決勝で1048(262.0)をたたき出し2位(2776)まで浮上。864にとどまった鶴見は1位通過となったが10ピン差まで追い上げられ、予選の300ピン差を一気に縮められた。一方3位争いは過酷なものとなった。石川が最終ゲームに279をマーク(2687)、苦しむ吉田はパンチアウトで切り抜け2ピン上回った(2689)、ところがここから藤村隆史(JBC)が6連続ストライクを決め、225で両選手を上回り2697で3位通過を果たした。

大会2日目にはダブルス部門の準決勝5Gが行われた。大会はここからスカッチ方式となり、選手が交互に投球するフォーマットで開催された。チーム同士の戦略が重要となった。予選1位通過の清水・鶴見のサウスポーチームはスカッチでも見事なチームワークを見せ、2位と100ピンの差をつけ堂々のシード権を獲得した。5Gで一番かみ合っていたのは中野勝仁(JBC)・安里秀策(JBC)チーム、5G1153で7位から3位まで浮上。佐々木・吉田と石川・佐々木もシード権を獲得した。シュートアウト1回戦進出16位スコアは4226、敗者復活戦の24位は4153となった。

敗者復活戦は、チームの代表者1名が対戦し、勝った方のチームがシュートアウト1回戦へ進み、他の16チームとの対戦権利が与えられた。白熱した戦いが石本・斎藤祐太(JBC)と水谷秋穂(JBC)・甲地悠人(JBC)の対決、斎藤VS甲地は最後まで勝負がもつれ込み249-243で斎藤が勝利した。このほか土屋・高坂チーム、高木裕太(JBC)・伊東裕一郎(JBC)チーム、越後・嘉指チームがシュートアウトへ進んだ。

決勝シュートアウトの前には、クイーンズとマスターズ戦が行われた。クイーンズ1回戦はベテランの清水対JBCナショナルチームの石本。ここまでわずか1ピン差の両選手、左VS右の対戦を見事制したのは石本だった(207-190)。続く優勝決定戦はJBCナショナルチーム同士の対決、初タイトルを狙う石本は着実にスペアを重ね向谷の隙を伺う。
一方の向谷は2フレームにオープンがあったものの、3フレームからは4連続ストライク。出遅れた石本は逆転を狙い8フレームでストライクを持ってくるも、9フレームでスペア、一方の向谷も9フレームではスペアとなるもリードを保った。石本はそのままパンチアウトを成功させ、向谷のミスを待つ展開に。しかしここは百戦錬磨の向谷、見事ストライクを取り226-208でリージョナル2勝目を上げた。

続くマスターズは、藤村隆史(JBC)とJBCナショナルチーム宮澤の対戦。序盤からストライクが切れない宮澤に対し、プレッシャーに苦しんだ藤村。結果は宮澤の独走で277-181で勝利を挙げた。優勝決定戦では宮澤と鶴見が激突、リージョナル2勝目を狙う鶴見と、初優勝を狙う宮澤。先ほどの対戦とは空気が一変、宮澤はストライクが出るもののダブルにつながらず苦戦。6フレームではオープンにしてしまう。
対する鶴見もストライクが出ずに苦しみ2-6-8フレームで痛恨のオープン。9フレームでストライクを取った宮澤は、10フレーム1投目でもストライクを取り初のダブル。そのまま優勝に手が届いた。196-171で勝利した宮澤は、ついに悲願の初優勝を飾った。

決勝シュートアウト1回戦は、勝ち上がりチーム4チームと12チームの16チームで行われた。好スコアを飛び出した。越後・嘉指278、佐藤悠里(JBC)・向谷254、伊吹・宮澤233、など。8チームがシュートアウト2回戦へ進んだ。シード4チームは危なげなく進む中、クイーンズを優勝した向谷のチームが敗退した。

決勝トーナメントは、8チームによるトーナメント戦。ビッグゲームが飛び出した。石川・佐々木チームは大本命の佐々木・吉田チームを相手に277-216で勝利。清水・鶴見チームは秋吉・山下チームを相手に255-187で勝利。越後・嘉指チームも中野・安里チームを相手に256-213。そして石本・斎藤チームは、マスターズ優勝の宮澤が投球する伊吹・宮澤チームに対し227-172で勝利した。

決勝トーナメント2回戦は調子を上げる越後・嘉指チームが232、石本・斎藤チームは斎藤の十八番が出ることなく199で終了。優勝決定戦へは、越後・嘉指チームが進んだ。劇的な試合となったのは、清水・鶴見チームVS石川・佐々木チーム。接戦の末迎えた10フレームで清水がまさかの6-7-10スプリット。
対する石川・佐々木チームは佐々木の残した10ピンを石川がカバー、勝利は目前と思われた。ここで鶴見のスーパーショットが飛び出す、なんと6-7-10をカバーしたのだ。
しかし試合展開は断然石川・佐々木が有利な展開。9本で勝利する局面で佐々木の最終投球に注目が集まるが、まさかのハプニングが起きる。外へ向いたボールは戻りきらず2-4-10が残り、200-199で清水・鶴見チームが辛勝。この劇的な展開に、思わず清水の目から涙がこぼれた。

ダブルスの優勝決定戦では、予選で圧倒的な強さを見せて勝ち上がってきた清水・鶴見のレフティチーム、両選手共にリージョナル優勝経験がある強豪チームだ。対する越後・嘉指は地元愛知県の実業団ボウラー。敗者復活戦から勝ち上がるも、シュートアウトと決勝トーナメントでは驚異の242.2アベレージで、5試合を勝ち上がってきていて波に乗っているチームだ。

選手紹介が終わりいよいよ決戦が始まった。清水・鶴見チームは清水が先攻、1フレームではスプリットが出るも2フレでストライク、鶴見はこれを続けられず9本。続く4フレームには清水がミスを、後がない展開となった。一方越後・嘉指チームは越後の先攻からストライクの出ない展開が続く、4フレームでは痛恨のスプリットが出るも嘉指がカバーをし続ける。両チームの差は20ピンの展開で5フレを迎える。両チームともに5フレームからはストライクが続き清水・鶴見は4連続、越後・嘉指は3連続をマーク。勝負の分かれ目は9フレーム、10ピン差まで追い上げた清水・鶴見チームはここでストライクが止まった。
一方の越後・嘉指はストライクを引き戻す。迎えて最終フレーム鶴見がストライク取り逆転を目指しプレッシャーをかける。勝負の1投を迎えた越後は、プレッシャーの中ストライクを引き、勝利をつかんだ。
結果219-213でタイトルホルダーチームを破り、越後・嘉指チームが初優勝を飾った。

見事なチームワークを見せた越後拓真(左)・嘉指康之(右)、初優勝に輝いた

越後選手
「本当にびっくりです、チームメイトの嘉指さんへの感謝しかないです」

嘉指選手
「越後君と投げて優勝したことが本当にうれしいです」

マスターズチーターオープン 注目選手
藤村隆史選手(JBC) マスターズチーターオープン 総合3位

チーターマスターズで初めて決勝ステップラダーに挑んだ藤村隆史選手(JBC)
マスターズの準決勝では最終ゲームの10フレームでストライクを見事に取り3位に滑り込んだ。初の大舞台で後に優勝を飾ったナショナルチームの宮澤拓哉選手(JBC)と対戦し惜しくも敗退したが3位入賞。プロボウラーの父を持つ藤村はボウリング歴11年目にしてナショナルチーム入りを目指し今日も経験を積んでいる。スポーツコンディションの調整ではボールのレイアウトや、パターン攻略と普段から大会の準備は万端だ。
現在はポイントランキング13位だが、12月のスコーピオンでの入賞があればインビテーショナル招待がかかった大きな試合を目標にロングパターンでの藤村選手に期待が集まる!

クイーンズチーターオープン 注目選手
石本美来選手(JBC) クイーンズチーターオープン 総合2位

リージョナル初参加で見事にマスターズ準優勝、期待の石本美来選手(JBC)
タフなレーンコンディションでしっかりと点数を重ね決勝ステップラダーに挑んだ石本選手は、大ベテランの清水弘子選手(PBA)をも破り大健闘。続くダブルスでも斎藤祐太選手(JBC)とのペアで3位まで上り詰めた。
小学1年生からボウリングを始め現在19歳、ナショナルチーム入りを果たし、現在は日本国内にとどまらず海外でも活躍中。あこがれの選手は向谷美咲選手(JBC)で今大会では優勝決定戦で戦うことになった。惜しくも敗れてしまったが、悔しさとは別に楽しめたと次回の対戦に向けてのテーマが決まったという。広島からの参加でなかなかリージョナルには出られないが、これを機会に是非多くの大会への出場を期待したい!

2016.11.22、11.23 PBA JAPANリージョナルツアー
PHOENIX RAYS PBAウルフオープン

PHOENIX RAYS PBAウルフオープン

PBA JAPAN Phoenix Rays ウルフ・オープン
予選からトップを独走した現JBCナショナルチームの吉田大祐選手(JBC)が優勝!リージョナル2勝目を上げた。

2016年11月22日~23日に今年4戦目となるPhoenix Rays ウルフ・オープンが行われた。

リージョナルツアーでは初となる平日の夜に予選Aシフトを開催。翌日の祝日に予選Bシフトと準決勝、決勝を開催した。
総勢83名の選手が参加しウルフ・オープンのタイトルを目指した。
予選は、A・Bシフトに別れ6Gを行い上位20名が準決勝へ進む。
準決勝は、4Gを行う。予選6Gのスコアを持ち越しトータル10Gで上位6名が決勝ステップラダーへ進出。
Phoenix Raysが冠に称された今大会はリージョナルツアーでは初開催となるウルフパターンを採用。アニマルパターンでは最も短い32FEETのパターン。
過去の大会実績が無いためスコアの基準や、勝ち上がってきそうな選手の予想は皆無の状態でスタートした。

22日の夜に予選Aシフトが行われた。AシフトはJBCナショナルチームの吉田、安里秀策(JBC)を始め土屋佑佳(PBA)、高坂麻衣(PBA)など強豪も参加。初めてのパターンと言うこともありほとんどの選手が苦戦する中、吉田は3Gで706と2位の福田尊仁(JBC)を50ピン以上離し、前半をトップで折り返した。吉田は前半に比べ後半は苦戦したものの後半を640でまとめ1346で2位に約70ピンの差をつけ予選1位。2位は土屋で1271、前半苦しんだものの後半盛り返した(684)。
同ピンの3位は、安定した投球を見せた福田。上位3名は210AVEを超えた。しかし、4位以下はマイナスとなりこのパターンの難しさがうかがえる結果となった。 Aシフトのカットラインは、1011ピン。

翌23日はBシフトの予選が行われた。Bシフトは秋吉夕紀(PBA)、ヴァイパー優勝の増地健太郎(NBF)、カメレオン優勝の野田正樹(JBC)、全日中と国体を連勝した畑秀明(JBC)、ナショナルチームの新畑雄飛(JBC)、斎藤祐太(JBC)、宮澤拓哉(JBC)と豪華な顔ぶれがそろった。全員がAシフトのスコアを意識。しかし、前半折り返しでのトップは小西菖平(JBC)の628と伸び悩んだ。後半戦も強豪選手も含め大苦戦。予選6G終了時点で田中政美(NBF)1254と鶴見亮剛(JBC)1215の2名だけがプラススコアだった。
Bシフトのカットラインは、1033ピン。

A、Bシフト予選総合1位は吉田の1346(+146)、2位土屋、3位福田。ステップラダー進出ラインの6位は、伊藤宗一郎1184ピン。

レーンメンテナンスを行いフレッシュなコンディションで準決勝がスタート。
レーンの変化なのか、場の雰囲気なのか、全体的に多少スコアが出やすくなった。
吉田は安定した投球で10G2206(+206)のスコアで1位シードを獲得。土屋は4Gで794と伸び悩んだが決勝ステップラダーの1回戦シードを獲得。
また、清水弘子が予選総合14位から追い上げ、ステップラダーへ滑り込んだ。
準決勝進出者40名中200aveを達成したのはわずか5名。そのうち4名がサウスポー。
ステップラダー進出者も土屋以外、すべてサウスポーであった。

左から吉田大祐(JBC)、田中政美(NBF)、土屋佑佳(PBA)、鶴見亮剛(JBC)福田尊仁(JBC)、清水弘子(PBA)

決勝ステップラダー1回戦は、4位通過の鶴見、5位通過の福田、6位通過の清水、の3名にて対決。
1Gマッチで、一番スコアの高い選手が2回戦へ進む。
鶴見は1フレームでスプリットオープンを出してしまったが前半にダブルを出し持ち直す。清水はストライクスタートで始まるも3フレーム目にスプリットオープン、そのあとはノーミスでチャンスを伺う。福田はダブルスタートと好発進したもののそれ以降は続かず9フレームでスプリットオープンを出してしまう。鶴見が8、9とダブルを叩き出し出し、勝利かと思われたが10フレームでまさかのイージーミスし192で終わる。

逆に福田は10フレームで、ストライクスペアとして、194ピンで鶴見を2ピン上回った。清水はこの時点で勝ちは無くなったものの5位争いで10フレームパンチアウトに臨んだが、7番ピンが残り191。わずか3ピン差の攻防を制した福田が勝利をつかんだ。
2回戦は、2位通過の田中、3位通過の土屋、勝ち上がった福田の3名による1Gマッチ。土屋は2フレーム目でオープンするも、ターキーを取り、踏ん張る。田中は2、4フレームでスプリットオープンが出てしまい苦しい展開に追いやられる。勝ち上がった福田は6フレーム目までノーミスで進むも7フレームでミス。
3人全員に勝利の可能性が残った。

田中は10フレームでストライクが1つで止まってしまい182で終了。土屋は8フレームにまさかのミス。そのあとは持ち直して186。福田は10フレームでまだ一度もストライクの出ていないレーンで投球となったが、10フレーム目で渾身のストライク。そのままパンチアウトし195までスコアを伸ばし土屋に逆転勝利した。

優勝決定戦は予選から単独トップの吉田と5位から登りつめた福田の一騎打ちになった。吉田が先攻を選択。吉田はターキースタート、福田はダブルスタートもその御ストライクが続かず苦みながらもノーミスを維持。逆に吉田は5フレームからストライクを続け圧勝と思われたが、9フレームでまさかのミス。スコアモニターを見上げ、焦る様子を見せる。
ノーミスで耐えてきた福田が8、9とダブルをたたき出し、パンチアウト出来れば逆転可能に。吉田とパンチアウト勝負に追い込めるチャンスを掴んだ。しかし、10フレーム1投目のボールはわずかに厚くポケットの入り2番ピンが残りは217で終了。
吉田は10フレームに4本倒せば優勝が決定する。見事にパンチアウトしナショナルチームの実力をまざまざと見せつけ244で優勝。昨年のチーターオープンに続く、リージョナルタイトル2勝目を手にした。

レーンコンディションの変化を読むことに専念したと語った吉田はその言葉通り唯一の220アベレージで予選から大会をリードし続け、『ショートパターンの神』という異名の伝説を全選手に見せつける結果となった。

チーターオープンに続きリージョナル2勝目を飾った吉田大祐(JBC)

「このトロフィーが欲しかった!前回のも飾ってあります!パネルは…大丈夫です(笑)」

ウルフオープン 注目選手
畑 秀明選手(JBC) ウルフオープン 総29合位

全日本中学ボウリング選手権、国体を連勝し勢いに畑秀明選手(JBC)
リージョナルツアーは8月に行われたカメレオンオープンより参戦。カメレオンオープンではベスト8まで進み、リージョナルの決勝トーナメント進出最年少記録を15歳に更新。
難しいレーンにも負けずに挑戦し続けている。今回の難コンディションでも予選を見事通過。
準決勝では苦しんだが、見事な投球を見せた。先日行われたミニリージョナルでは、強豪を抑え優勝した。
ボウリングを始めたのは小学4年の頃。わずか5年で両手投げをマスター。
将来の夢はユースナショナルチーム入り、今後の活躍に大いに期待が膨らむ。
あこがれる選手は、ジェイソン・ベルモンテ。
2017年1月に行われるインビテーショナルは既に選抜大会免除となっている。是非本選であこがれのジェイソン・ベルモンテとの対戦して日本の若手の力を見せつけてもらいたい。

2016.12.11 PBA JAPANリージョナルツアー
ウィメンズ・スコーピオン・オープン

ウィメンズ・スコーピオン・オープン

DHCカップ PBAウィメンズ・スコーピオン・オープン、
浦野実紅選手(JBC)がスコーピオン3連覇を達成、
スコーピオン女王を見事に防衛!した。リージョナルタイトル数を3勝に伸ばした。

2016年12月10日、PBAジャパンリージョナルウィメンズ最終戦「DHCカップPBAウィメンズ・スコーピオン・オープン」が、初の千葉県開催となった。この大会はVEGAアサヒボウリングセンターにて開催された。

昨年は、浦野実紅(JBC)が、現役のJBCナショナルメンバーの霜出佳奈(JBC)を破り、ウィメンズスコーピオンで2連覇を達成し大きな話題となった。今年リニューアルされたスコーピオン、前回、前々回とは違うボウリング場で前人未到の3連覇を狙った。ウィメンズスコーピオンの女王は予選から上々の滑り出しでトーナメントを勝ち上がり、大会3連覇を達成。ウィメンズスコーピオンの女神は、再び浦野に微笑んだ。

今大会は総勢42名にて行われた。JBC女子ナショナルチームからも大勢の選手が参加し、難易度の高い新スコーピオンパターンに加え、ウッドレーンと言う特徴的な大会となった。注目は2連覇を達成している浦野、昨年のスコーピオンオープン優勝者の向谷美咲(JBC)、を始め、地元千葉のホームセンターで開催となった清水弘子(PBA)に、土屋佑佳(PBA)、霜出佳奈(JBC)などの選手が注目された。

大会名に冠されている「スコーピオン」は、PBA公認オイルパターン「アニマルパターン」の一つで、47Fのパターン、外にも多くのオイルがあり、中目をタイトに投げるコンディション。今回はウッドレーンでの大会だったので、このパターンがどのように感じられるかも注目だった。とは言っても他のパターン同様に、アニマルパターンは選手たちの曲がりと、正確な投球が試された。

予選は、8Gを投球し上位30名が準決勝1回戦へ通過する方式。予選前半は多くの選手が苦しみ、4Gが終わった時点で清水が829とリードしているものの、200アベレージは2名のみと、蠍の毒が多くの選手たちを苦しめた。後半戦では点数が少しずつ上がり、清水はトップを独走、1764でトップ通過した。霜出佳奈は後半901(予選1672)で2位となった。他の選手からも800シリーズが目立った。予選通過30位は田中美佳(PBA)の1299だった。 準決勝1回戦は予選8Gのスコアを持ち越さず、30名の選手で2Gを投球し、上位16名を2回戦へ選出した。予選の順位は考慮されないことから、誰にでもチャンスが生まれる大会形式でもある。レーンが少し楽に感じられたことから、多くの選手がスコアを伸ばした。1回戦の通過スコアは358。清水、浦野、霜出と主要選手は問題なく通過。

2回戦は1回戦の2Gのスコアを持越しての対戦。16位通過の選手はこの2Gで逆転を狙わなければいけない展開。1回戦をトップで折り返したのは山本菜由(JBC)441、2回戦でも順調に投球し、3位で決勝TMへコマを進めた。清水は807、秋吉夕紀(PBA)は4G目に235で807。一方のディフェンディングチャンピオン浦野は苦しい展開。792と8位タイで、向谷美咲の792と同スコアになり、大会規定によりローハイ(最高得点と最低得点)の差の少ない浦野が、辛うじて8位に滑り込んだ。

そこからの浦野は、水を得た魚のように頂点に向け勢いを増してきた。                  まず決勝トーナメント。レーンメンテナンスを行った状態で対戦がスタート。本来のスコーピオンパターンが復活した。 ベスト8の対戦では浦野が187-186で中嶋由美(PBA)に辛勝、霜出は生方佐緒理(JBC)に170-166で勝利。清水VS秋吉は198-192で地元の清水に軍配が上る。 川口紗季と山本菜由(どちらもJBC)の和歌山対決は、186-181で川口が2回戦へコマを進めた。

決勝2回戦では浦野と霜出が激突、2015年の優勝決定戦の再戦となった。霜出は1回戦から苦しみ続け、波に乗ることが出来ず189-163で、またも浦野が勝利。浦野が3連覇に向けて勝ち上がった。一方の清水は予選からの勢いが続かず大苦戦、163とスコアを落とす、川口はしっかりとスコアをまとめ184で大金星を上げた。

優勝決定戦は、2年連続優勝のディフェンディングチャンピオンと浦野VSダークホース川口とのヤング対決。川口は、初リージョナルのタイトルに挑んだが緊張が隠せない。一方の浦野は3連覇のプレッシャーを感じることもなく堂々とした投球。5連続ストライクで好発進、川口を前半で引き離す作戦だ。一方の川口は思うようにゲームメイクが出来ず、大苦戦。5フレームの段階で50ピン以上の差がついてしまい、浦野の3連覇が大きく近づいた。前半の勢いをそのままに逃げ切りを図り、237-134で、よもやの3連覇の偉業を達成した。またリージョナルツアータイトルも3となった。自分を信じて、狙うところをしっかり投げると話していた浦野は、しっかりと有言実行を決めた。若干19歳、終わってみればまさに王者の風格だった。残念ながら決勝で力尽きた川口は、ウッドレーンで練習をしてきたと語っていた。優勝決定戦でこそ実力を発揮できなかったものの、決勝までの戦いは見事と言う他はない。ウイメンズの大会にフレッシュの風を吹かせた。

ウィメンズ・スコーピオン・オープン3連覇を果たした浦野実紅(JBC)

「今までの2回とは全く違って、良いボウリングが出来たので、うれしいです。」

ウィメンズ・スコーピオンオープン 注目選手
川口紗希選手(JBC) ウィメンズ・スコーピオン・オープン 総合2位

和歌山県から参戦した川口紗希選手(JBC)は、今大会で見事に準優勝となりその実力を開花させた。両親のすすめで12歳からボウリングを始め、今年でボウリング歴8年、JBCに所属し、普段は和歌山県で活躍。大会を振り返って、『また練習して頑張ります』と屈託のない可愛い笑顔を見せた。大会中も投げミスが多かったと反省点もしっかり見据える。優勝決定戦まで進めても、まだまだ満足せずに実力アップへの向上心がしっかりと感じられた。一方では『勝てると思っていなかった選手に勝てたゲームが良かった』と語るなど喜びを前面に出した。
将来の夢は、「おばあちゃんになってもいつまでも元気でにこにこボウリングしていたいです」とお茶目な面も。普段は小柄な彼女だが、今大会のレーン上で躍動する投球に、一回りも二回りも大きく見えた。今度は是非、優勝という舞台でインタビューしてみたい注目選手だ。親友の山本選手と共に、今後の活躍が大いに期待される。

2016.12.11 PBA JAPANリージョナルツアー
スコーピオン・オープン

PHOENIX RAYS PBAウルフオープン

DHCカップPBAスコーピオン・オープン、
佐藤貴啓選手(JBC)がリージョナル初タイトル、
2016/2017リージョナルツアーポイントランキング1位獲得!
2017年1月インビテーショナルシード権獲得!

2016年12月11日、PBAジャパンリージョナル オープン最終戦「DHCカップPBAスコーピオン・オープン」が前日のウィメンズ・スコーピオンに続き、初の千葉県開催となった.会場は同じくVEGAアサヒボウリングセンター。

昨年は向谷美咲(JBC)が小野有由を破り、リージョナル初タイトルをオープン戦で飾り話題となった。今年リニューアルされたスコーピオンパターンで、連覇を狙った向谷だが、総合42位となった。また今大会で、ポイントランキング上位3名が2017年1月インビテーショナルシード確定となる最終戦と言うこともあり、多くの選手がスコーピオン制覇に挑んだ。

今大会は総勢123名にて行われ、ディフェンディングチャンピオンの向谷を始め、2014年スコーピオンチャンピオンの新畑雄飛(JBC)、1勝でホームセンターの清水弘子(JBC)、リージョナル最多勝土屋佑佳(PBA)、カメレオン優勝の野田正樹(JBC)、ヴァイパー優勝の増地健太郎(JBC)など豪華な顔ぶれがそろった。

大会名に冠されている「スコーピオン」は、PBA公認オイルパターン「アニマルパターン」の一つで、47Fのパターン。外にも多くのオイルがあり、中目をタイトに投げるコンディション。今回はウッドレーンでの大会だったので、このパターンがどのように感じられるかも注目だ。とは言っても他のパターン同様にアニマルパターンは、選手たちの曲がりと正確な投球が試された。

予選は8Gを投球し上位44名が準決勝1回戦へ通過する方式。ウィメンズの大会と比べ、点数が伸びると思われたが、結果は逆で多くの選手が苦しんだ。しかし上位14名が200アベレージを超えた。予選4Gが終わった段階で、沖縄から参戦した比嘉有史(JBC)が872とリード。全体に後半では伸び悩みを見せ、800を超える選手は少なくスコアは上がらず、トップは秋吉夕紀(PBA)の1642、プラスは7名にとどまった。44位の予選通過スコアは1465となり、182アベレージだった。

準決勝1回戦は予選8Gのスコアを持ち越さず、44名の選手で2Gを投球し、上位16名を2回戦へ選出するフォーマット。予選の順位は考慮されないことから、誰にでもチャンスが生まれる大会形式でもある。レーンメンテナンスを行い、準決勝をスタートする方式の為、前半にスコアを出していた選手が有利になると予想された。難しいレーンだったが、さすがは準決勝。2Gの合計スコアの2回戦進出ライン16位は、相田祐樹の394と高レベルになり、トップ通過は安里秀策(JBC)の461だった。

2回戦は、1回戦の2Gのスコアを持越しての対戦。16位通過の選手はこの2Gで逆転を狙わなければいけない展開。1回戦をトップで折り返した安里は、2回戦も打ち続け896で決勝トーナメントへ進んだ。決勝へ進むための8位のスコアは814と、203アベレージの高いスコアをマークした。

決勝トーナメントでは、レーンメンテナンスを行った状態で対戦がスタート。本来のスコーピオンパターンが復活した。進出選手は豪華な顔ぶれとなったが、全員が優勝未経験と、誰が勝ってもリージョナル初優勝となる展開に。アジア大会金メダルの安里は、決勝トーナメント進出最年長の鎌田武男(NBF)と対戦。188-124で安里が2回戦へ進んだ。2016年宮様チャリティー優勝の佐藤は、2015年のチャンピオン相田と対決、188-176で、現王者が2回戦へ進んだ。両手投げで唯一決勝へ進んだ山本浩也(JBC)は、沖縄の比屋根徳人(NBF)と対戦。10フレームまでもつれ込んだ展開は、パンチアウトした山本が188-183で勝利した。2016年国体優勝者の石川裕太(JBC)は地元千葉の吉野貴宣と対戦、253-167で勝利した。

決勝2回戦では佐藤と石川が激突。群馬県同士の対決となり、両社負けられない戦いとなった。佐藤は2フレームと8フレームでオープンがあったが9フレームからパンチアウト、一方の石川は5連続ストライクを出し、10フレーム1投目でストライク、ダブルを取ることが出来れば、という場面でまさかの10ピンタップ、しかも9番ピンの位置までスライドして倒れないというハプニングが。結果210-206で佐藤が優勝決定戦へ進出。一方の安里対山本は、5フレーム目まで互角の展開を見せるも、安里がターキーで逃げ切りの体制に入り、ストライクの続かない山本を引き離し、216-189で優勝決定戦へ進んだ。

優勝決定戦は、佐藤と安里の対戦。佐藤は2フレーム、3フレームと連続オープン、安里に大きなチャンスを与えてしまう。安里の序盤は良かったものの、4フレームで痛恨の10ピンミス、10ピン差に縮まった。佐藤は中盤5フレームから4連続ストライク。  一方の安里はダブルが無く、逆転を許してしまう。そして迎えた9フレーム佐藤が痛恨のスプリットオープン、安里は8フレームからのダブルで10ピン引き離す。スペア以上で安里の勝利が確定する10フレーム、まさかの4-10スプリット、狙うも外してしまう。佐藤のスペア以上が条件となる中、見事にストライク!!188-182で優勝をつかんだ。本当に信じられないと語っていた佐藤だが、ポイントランキングを意識しながらも、しっかりと勝負所でストライクを引き、運をも味方につけた見事な優勝だった。10フレームでオープンを出してしまった安里は、来年こそは絶対優勝しますと、悔しさを押さえながらも先を見据えた。

スコーピオン・オープンで初優勝を飾った佐藤貴啓(JBC)

「平常心を保ちつつ、要所の勝負所では強い気持ちで投げました。」

スコーピオン・オープン 注目選手
石川裕太選手(JBC) スコーピオン・オープン 総合3位

2016年の国体で見事優勝を飾っている石川裕太選手、佐藤選手と同じ群馬県からの参戦だ。難しいコンディションでも楽しく投げられたと語った石川選手、「手前のスキッドとローテーションを調整しながら投球した」と、ウッドレーンでの対策をしっかり行ってきたことが覗える。投球中も常に冷静で、表に感情が出ないものの、ベスト4での10フレームは緊張したと語った。7歳のころに両親の影響でボウリングを始め、数々の実績も残してきている。冷静に戦略を立てられる彼は、近い将来のリージョナル優勝を狙う。
将来像は、常に上位に食い込める選手になりたいと語っているが、実力は十分だ。来年のリージョナルから目が離せない存在となりそうだ。