PBA JAPANリージョナルツアー2015 DHCカップ カメレオンオープン 大会結果
2015.10.03 PBA JAPANリージョナルツアー2015
DHCカップ PBAウィメンズカメレオンオープン
PBA JAPAN リージョナルDHCカップ PBAウィメンズカメレオンオープン
清水弘子選手 PBAジャパンリージョナル悲願の初優勝!!
2015年10月3日、PBAジャパンリージョナルツアー第2戦「DHCカップPBAウィメンズカメレオンオープン」を昨年と同様のサウンドボウル牛久店で開催。総勢41名の女子選手が優勝を争った。
大会名に冠されている「カメレオン」は、PBA公認オイルパターン「アニマルパターン」の一つで、体色を自在に変化させることで知られるカメレオンのイメージの通り、コンディションがコロコロと早変わりする特徴がある。
2015年のコンディションは変更が無かった為、昨年と同様のコンディションでの大会となった。特定の球質のボウラーが有利になるコンディションとは違い、正確かつ迅速なレーンリーディングとアジャスティングが試される。
41名にて行われた予選は8Gを投球し、まずは上位28名を選出。今大会は0スタートとなり準決勝1回戦は2Gを投球し、2Gのみの点数で上位16名が準決勝2回戦への進出となる。さらに、4Gの合計点数の上位8名に決勝トーナメントへの切符が与えられた。
8G予選終了時点でのカットラインは、わずか161.9と難しいコンディションに苦しんでいた。200ave達成は高坂麻衣(PBA)、清水弘子(PBA)の2人のみ。ところが準決勝に入ってからは0スタートと言う事もあり、高得点が相次いだ。最終的に上位8名の選手は、4G 776点と予選とは全く違った展開になったが、下位選手は最後まで難しいコンディションに翻弄されてしまった。
ファイナルラウンド1回戦は、準決勝をトップで通過した高坂麻衣Vs.今年から参戦を始めた中野麻希、第2試合は4位通過の土井智恵子Vs.百戦錬磨の遠藤千枝、第3試合はナショナルチーム向谷美咲Vs.大ベテランの夏賀淳子、そして第4試合は準決勝2位のトップレフティ清水弘子Vs.DHC所属の秋吉夕紀というチータの決勝カードが実現。
第1試合ではトップシードの高坂を見事に抑え中野が快勝、234-201で2回戦へ。遠藤千枝は接戦を制し178-174で土井に勝利。向谷はナショナルチームの実力を大ベテランの夏賀との激戦で打ち勝ち181-172。そして清水は9フレームまでストライクを続け275、秋吉も負けずとストライクを続け231とビッグゲームを叩いたが届かなかった。
2回戦は中野が7フレームからストライクが続き土井を引き離し201-152で優勝決定戦へ、一方の清水もビッグゲームの後でもしっかりと200UP、元ナショナルの意地で向谷を214-161で勝利した。
頂上決戦では両選手が大苦戦。右の中野か!?左の清水か!?と観客が見守る中第5フレームでわずか8ピン差の展開。続く第8フレームで清水がオープン、中野が有利に立ったその時、第9フレームでまさかのオープンフレーム、清水は6-7-10のスプリットをカバーしわずか5ピン差で10フレームを迎える。
両者共プレッシャーがかかった中、中野が先に投げる10フレーム、痛恨のオープンフレームで結果は166点。これで清水が優勝と誰もが確信した瞬間、1-3-7-9のワッシャーが残る、清水の顔が変わった、一瞬会場の空気がどよめく中、あと3本で勝利を確定できる緊張の一投!3本カバー・・・薄氷の勝利だった。楽勝の展開がまさかの167-166と1ピン差を制し、ここで清水悲願の初優勝が決まった。
悲願のPBAジャパンリージョナル初優勝を果たした清水弘子選手(PBA)のコメント
1回戦が、前回の敗れた秋吉Pだったので、今回こそはと思って挑みました。優勝戦最後は頭が真っ白で、思わずスコアを数えてしまいました(笑)
ウィメンズカメレオンオープン 注目選手
中野麻希選手
『決勝トーナメント進出』を目標としていた中野は、目標を見事に達成。しかも今大会は惜しくも準優勝。父親の影響でボウリングを始め、その後JBCに入る。ナショナルチームでの活動経験もあり、チーム戦を得意としている。
決勝の試合後『相手が大先輩の清水さんでしたので胸を借りるつもりで決勝にのぞみました』と控えめにコメント。DHCカップPBAウィメンズチーターオープンでも5位入賞。次回のリージョナルにも挑戦の意気込みを見せた。今年のリージョナルツアー、まだまだ活躍が期待できそうだ。
趣味:読書
2015.08.02 PBA JAPANリージョナルツアー2015
DHCカップ PBAカメレオンオープン
PBA JAPAN リージョナルDHCカップ PBAカメレオンオープン
高坂麻衣選手 が男性陣を下し初リージョナル制覇!!
2015年10月4日、PBAジャパンリージョナルツアー第4戦「DHCカップPBAカメレオンオープン」が10月3日のウィメンズ大会に続き、同じくサウンドボウル牛久店で開催された。 昨年は、男性選手を抑え土屋佑佳(PBA)が見事に優勝を果たしたが、今年はそれを引き継ぐように高坂麻衣(PBA)がカメレオンパターンを制覇した。
JBCナショナルチーム、PBAプロボウラー、強豪選手が出そろう中で2年連続の女子選手の優勝となった2015年カメレオンオープン。大波乱に満ちた大会は決勝トーナメントにディフェンディングチャンピオン、ウィメンズチャンピオン、タイトルリストが出そろう中、見事に初優勝を飾った。
大会名に冠されている「カメレオン」は、PBA公認オイルパターン「アニマルパターン」の一つで、体色を自在に変化させることで知られるカメレオンのイメージの通り、コンディションがコロコロと早変わりする特徴がある。
2015年のコンディションは変更が無かった為、昨年と同様のコンディションでの大会となった。特定の球質のボウラーが有利になるコンディションとは違い、正確かつ迅速なレーンリーディングとアジャスティングが試される。
今大会は大会受付開始からわずか1日で定員に達するという人気ぶり、昨年の72名を大幅に上回り、最大定員の112名の選手がA・Bシフトにわかれて対戦した。
準決勝へ進む上位28名を選抜する8ゲームの予選。AシフトにはDHCの秋吉夕紀(PBA)、高坂麻衣(PBA)、JBCナショナルチームの新畑雄飛(JBC)、安里秀策(JBC)、宮澤拓哉(JBC)、さらには安達裕久(PBA)、石嶺尚などの強豪が出そろった。
レーンコンディションが変化する中、8G終了時点で200Ave達成者は秋吉ただ一人、強豪達が苦しみ、予選通過ラインもかなり落ち込んだ。14位となっていた予選カットラインは182aveとかなり低いスコアになった。
続くBシフトには前年チャンピオンの土屋佑佳(PBA)、ウィメンズチャンピオンの清水弘子(PBA)、DHC所属の亀島愛永(JBC)、鶴見亮剛(JBC)、吉川俊朗(NBF)、土方捷(JBC)など多くのトップ選手が入った。
Aシフトの投球を見ていたからか、こちらは好スタートを切る。8G終了時点では200aveは2名だったが、予選通過ラインはAシフトより40ピン高い1,490となった。
準決勝1回戦は0スタートだ。Aシフトの選手はここでも苦戦を強いられ、なかなかハイスコアが飛び出す展開にはならない。2Gで471の新畑がトップで準決勝2回戦に進出した。一方Bシフトの勢いは、ここでも止まらなかった。準決勝1回戦の通過ラインは401と200ave以上の展開、その中で清水は、2G目に299を出すなどハイレベルな戦いになった。
Aシフト2回戦では、斎藤祐太が快進撃245、234とスコアを伸ばし2位で通過したが、決勝トーナメント出場ラインは785と苦戦がうかがえた。予選好調だった宮澤は、最後までレーンをとらえきれず6位に終わった。
一方のBシフト2回戦はハイスコアが続出!接戦の中リードを保ったのは、土屋、清水。残りの2枠は実質4名の争いとなりPat Nolan(PBA)と山﨑雄太(JBC)が決勝へ進んだ。我慢し続けた亀島は、最終ゲームに173と5位に転落、安定した投球をしていた平間輝男(NBF)は、201と伸び悩み6位となった。
ファイナルラウンド1回戦は、2014年ディフェンディングチャンピオンの土屋Vs.磯貝和伸(JBC)、第2試合は沖縄のベースから参戦のPat Vs.斎藤、第3試合は昨日のウィメンズチャンピオンの清水Vs.山﨑雄太(JBC)、そして第4試合は昨年スコーピオンオープンタイトルホルダーの新畑Vs.高坂に決定。
リメンテされたレーンは、全ての選手に苦しみと試練を与えた。第1試合は、土屋が王者の実力を見せつけロースコアながら157-141で磯貝を破る。
第2試合は、斎藤が主導権を握ったまま圧勝213-162でPatを破った。第3試合は、清水弘子が10フレームを制して山﨑を下し157-144で勝利。第4試合は、新畑10フレームでスプリットに沈み、高坂が180-168で競り勝った。
続く2回戦、4名のうち3名が女性という大波乱の展開。意地を見せた斎藤は土屋との対戦で昨年のチャンピオンを破り、186-172で優勝決定戦へすすんだ。清水と高坂の対戦は、連勝を狙った清水だが見事高坂が阻止、201-183と優勝決定戦へ勝ち名乗りを挙げた。
2014年同様に男女決勝になった。いよいよ優勝決定戦。このひのき舞台に、斎藤と高坂の2名がコールされる。どちらが勝っても初優勝となるこの試合、両者ともストライクは出るがダブルが出ない苦しい展開。
そんな中、斎藤が中盤でオープンフレーム。高坂は5フレームから8フレームまで9本スペアを続けた。追う斎藤は8フレームでストライクを取り、ダブルで追いつこうとしたが9フレーム無常の7本カウント。
続く10フレームではスペアで終わり、高坂のミス待ちの展開となった。一方の高坂は10フレームで8本カウント、6-10が残った。取れば優勝が確定する状況で、会場をひやっとさせた投球、からくもカバーして184-174で見事初優勝に輝いたのだった。
決勝トーナメントの常連で、タイトルが欲しかった高坂麻衣選手(PBA)
秋吉P、土屋Pと仲間が優勝しているので、やっと優勝できてうれしいです。
みなさんと、このPBAリージョナルを盛り上げていきたいので宜しくお願いします。
カメレオンオープン 注目選手
山﨑雄太選手
予選通過を目標に挑戦にいきなりの決勝トーナメント進出!普段ではあまりレーン移動の大会になれていないと言う。高校生の時にボウリングを始めた彼は現在20歳。
JBC公認のパーフェクトゲームを達成するなどの実力派だ。『緊張感もありました』とコメントしていたが、それを感じさせない見事な投球でタフなコンディションを攻略。将来はプロボウラーになりたいと意気込みを見せた。
趣味:音楽鑑賞、ドライブ など